2025/11/11
【食いしばりが肩こり・首こりを悪化させる?顎関節と全身への影響】
こんにちは。
整体院ケア倶楽部 誠、院長の柏原です。
肩こりや首のこりに悩まれている方は非常に多く当院にも連日多くのご相談があります。
原因は人それぞれ異なりますが、
実は「顎関節」や「食いしばり」が関与しているケースが少なくありません。
今回は少し違った視点から、肩や首の不調と顎の関係について解説します。
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肩こりの原因は顎関節にある?
当院ではカウンセリング時に肩や首の不調を訴える方に【食いしばりや歯ぎしりはありませんか?】と必ず尋ねます。
実際に、
• 歯科で「食いしばりがある」と指摘された
• 寝ている間に歯ぎしりをしていると家族に言われた
• 就寝時にマウスピースを使用している
といった方は少なくありません。
顎関節は本来、食事の咀嚼時に主に働く関節です。
しかし精神的ストレス、過度の疲労、噛み合わせの状態などによって
無意識のうちに食いしばってしまうことがあります。
その結果、首・肩をはじめ全身にまで余計な緊張や負担をもたらすのです。
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顎の力は想像以上に強い
咀嚼に関わる顎の力は非常に強大です。
研究によると、男性で約60kg、女性で約40kg程度の力がかかるとされます。
さらに強く食いしばると70kg前後にも達し
睡眠中の歯ぎしりではその数倍の力が加わるともいわれています。
ある調査では歯ぎしり時の顎関節にかかる負担は 500〜1,000kg に達すると推定されています。
これほど大きな力が毎日のように加われば顎関節だけでなく首や肩の筋肉
さらには自律神経にまで悪影響を及ぼすのも当然といえるでしょう。
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食いしばりが体に与える影響
顎関節の過度な緊張は咬筋や側頭筋といった咀嚼筋を硬直させ
首や肩のこりを悪化させます。
さらに、以下のような症状を引き起こすこともあります。
• 肩こり・首こりの慢性化
• 頭痛(特に緊張型頭痛)
• 顎関節症(口の開閉時の音・痛み)
• 睡眠の質低下や疲労感の持続
• 自律神経の乱れによる不調
実際に当院でも
顎周囲の筋肉をほぐすことで首や肩の緊張が和らぎ、頭痛が改善した例があります。
つまり膝痛が股関節に影響されるように、肩こり・首こりもまた「顎」という離れた部位の影響を受けているのです。
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顎の緊張を軽減する方法
では、どのようにして顎関節の負担を軽減すればよいのでしょうか?
✅ 口を軽く開けて歯を離す
• 歯を食いしばると咬筋や側頭筋が強く緊張します。
• 口を軽く開けるだけで、筋肉は自然とゆるみます。
• 睡眠時の歯ぎしり防止にもつながるため歯科医も推奨するシンプルな方法です。
✅ 全身のリラックスにつながる
• 顎の緊張が抜けると、首・肩・背中まで連動して力が抜けやすくなります。
• 自律神経も副交感神経優位に切り替わり呼吸が深くなりやすいのも大きな利点です。
✅ 専門的なケア
• 顎関節に不安がある場合は、まず歯科での検査を受けましょう。
• そのうえで整体やフェイスマッサージなどを組み合わせると全身のケアにつながります。
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ケア倶楽部 誠のアプローチ
当院では、肩や首の不調を単なる「筋肉のこり」として捉えるのではなく
顎関節や全身のバランスを含めて総合的に施術を行います。
フェイスマッサージやヘッドケアを組み合わせることで食いしばりによる緊張を和らげ、肩こりや頭痛の改善をサポートしています。
「肩こりや首こりがなかなか改善しない」
「マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」
そんな方は、一度【食いしばり】や【顎関節】の状態に注目してみてください。
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まとめ
食いしばりや歯ぎしりは単なる口の問題ではなく、首・肩・頭痛・自律神経にまで広がる全身の不調を引き起こす大きな要因です。
日常的に顎の力を抜く習慣を持ち
必要に応じて歯科・整体のケアを取り入れることが不調改善の近道となります。
肩こりや首の痛みに悩まされている方は
ぜひ一度「顎関節の状態」を意識してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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【不眠・肩こり・首こり専門整体】
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